【第1種電気工事士 実技課題No.5】単相変圧器のV-V結線と三相機器の動力用コンセント回路の解説
第1種電気工事士の公表問題No.5を製作しました。
運転表示等と電源表示灯を用いた三相機器の動力用コンセント回路です。スイッチと三相動力用のコンセントを繋ぎます。
配線図に書き換えるとこんな感じです。
実際に施行するとこうなります。
この課題で注意すべきは、アウトレットボックス内の配線と圧着です。
5本の電線を圧着する部分もあり、配線も少し複雑です。被覆向き長さが短いと、電線を思うように曲げられず圧着が困難になりますので、少し長めに被覆を剥きましょう。
130mmぐらい剥けば安心かな
私にはちんぷんかんぷんっ!
圧着で手間取ると試験時間内に完成できなくなりますので、被覆向き長さがとても重要です。
それでは課題No.5制作のポイントです。
ポイント
- 連用取付枠に取り付けるパイロットランプは運転表示灯(赤)と電源表示灯(白)です。2つ付ける場合は真ん中を空け上下に付けることをお忘れなく。
- 連用取付枠裏側の配線です。本課題では特に渡り線は不要ですので、それぞれランプ背面のストラップゲージに合わせて被覆を剥き、接続します。極性もありませんので間違える心配はありません。
- 端子台への接続です。開閉器の代用として端子台に接続します。RSTが端子台左側3箇所、XYZが端子台右側の3箇所になります。被覆向き長さは特に指定ありませんので、配線しやすいよう50mm程剥いておくと良いです。
- 三相用コンセントへの結線です。三相コンセントへの結線は、輪作りの必要はありません。ストラップゲージに合わせて絶縁被覆を剥き、そのまま挿入してネジ締めすればOKです。三相+FGで計4本ありますが、ものの30秒足らずで結線できます。三相コンセントが試験に出たらラッキーぐらいの気持ちで臨みましょう。
- アウトレットボックス内の配線です。リングスリーブは中サイズも使用しますので、間違えないように注意しましょう。中サイズは中の圧着マークで圧着します。先程も書きましたが、配線が多いので被覆向き長さは長めに取って置きましょう。
実技課題No.5 製作動画