パグぞうの夢 -雑記-

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【電気工事士の全資格まとめ】試験日程から合格率も難易度も受験資格まで全部教えます。

電気工事士の資格のこと、全部知りたい!

こんな声にお答えします。

僕パグぞう。電気工事の資格全部持ってるよ。

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電気工事士とは?

電気工事士とは、コンセントを取り付けたり配線をしたりといった作業、いわゆる「電気工事」を行う際に必要な資格のことです。

 

また電気工事士は国家資格です。国家資格とは国や国に委託された機関が実施する資格です。国に認められた資格なので、職業的地位が保障され、社会的にも認められた資格と言えます。

 

電気工事士の資格は以下4種類があります。

  • 第1種電気工事士
  • 第2種電気工事士
  • 認定電気工事士
  • 特種電気工事士

 

電気工事士の資格を持っていると、就職・転職に有利になるだけでなく、家庭から店舗、工場における電気配線を任せられる電気工事のプロフェッショナルになれます。

 

自分自身のステータスになるだけでなく、社会認知度・貢献度も高い、非常に魅力的な資格です。

 

それでは、電気工事士の試験日程・合格率・難易度・受験資格を詳しく説明していきます。 

 

第2種電気工事士

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電気工事士の資格取得を目指す時に、一番初めに取得する資格です。次にご紹介する認定電気工事士、第1種電気工事士は第2種電気工事士の資格を持っていないと免状が発行できませんので、まず初めに第2種電気工事士を受験します。
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ただし、超難関の電気主任技術者の資格を既に持っているという方は例外です。

 

工事範囲

一般家庭、店舗、小工場などの低圧(電圧600V以下)で受電する設備の電気工事が出来ます。

 

試験日程

年に2回(上期、下期)行われます。

  • 上期:筆記試験6月頃、技能試験7月頃
  • 下期:筆記試験10月頃、技能試験12月頃

試験は筆記試験と実技試験があり、免状を発行する為にはどちらも合格する必要があります。

 

受験費用

受験費用は下記の通りです。

  • インターネットによる申し込み:9,300円
  • 郵便による申し込み:9,600円

インターネットによる申し込みの方が簡単で費用も安いので、おすすめです。5分足らずで申し込み完了できます。

 

受験資格

受験資格はありませんので、誰でも受験可能です。 

 

合格後の免状発行条件

免状発行条件もありませんので、合格後は誰でも免状発行できます。

 

筆記試験の難易度と合格率

  • 試験時間 120分 (途中退室可)
  • 難易度  普通
  • 合格点  55〜60点
  • 合格率  58%前後

 

筆記試験の難易度ですが、過去問3年分を一周すれば、難なく受かるレベルです。

 

毎年出題傾向は同じですので、過去問が解けるようになれば、試験でも悩むことなく問題が解けます。

 

私は一応テキストを使って一通り試験範囲を勉強しましたが、テキストはじっくり時間をかけて取り掛かる必要はなく、全体のイメージを掴むような浅く広い勉強法で十分合格できます。

ポイントとしては、配線図を書く問題が毎年必ず出題されますので、配線図は書けるようにしておきましょう。配線図の書き方さえしっかり抑えていれば、難なく合格出来ます。

 

配線図は過去問でも勉強できます。

 

実技試験の難易度と合格率

  • 試験時間 40分
  • 難易度  普通
  • 合格点  欠陥が1つもないこと
  • 合格率  70%前後

 

実技試験の怖いところは、欠陥が1つでもあると不合格になることです。その為、細心の注意を払って施工をする必要があります。

 

ですが試験時間も決して長い訳ではありませんので、ミスなく早く作るという技術力が求められます。

 

技術力を付けるためには、何より練習が一番です。あらかじめ13個の出題候補が公開されていますので、一通り施工しましょう。

 

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テキストはあると便利なぐらいですが、工具は必須ですので、受験を決めたら工具は迷わず購入しましょう。

電気工事士試験用の工具と合わせて、ワイヤーストリッパーも必ず購入します。電工ナイフで被覆を剥くのとワイヤーストリッパーを使うのとでは雲泥の差があります。

 

実技試験用の練習材料を買わずに受験する人もいますが、私としてはまず考えられません。

 

仕事で電気工事を長年やっている方は不要なのかも知れませんが、そうでなければ必ず練習材料を買って一通り実技課題を作ってみてから、試験に臨みましょう。

工具も練習材料も安い買い物ではありませんが、将来の自分への投資と考えれば安いものです。電気工事士の資格が私たちにもたらす付加価値は計り知れません。

 

合格者からアドバイス

第2種電気工事士試験は、電気工事入門でもあり、かなり簡単に合格出来ます。国家資格を持っておきたいという方にはうってつけの資格と言えます。

 

私も、何も資格を持っていなかった頃は自分に自信が持てず、人に胸を張って自慢できることがありませんでしたが、国家資格を持っているという事実が、私に力を与えてくれます。

 

何より電気工事士の試験は、実技試験もありとても楽しいです。大きな試験会場で皆一斉に取り掛かり、作品を作り上げられる達成感、充実感はぜひとも味わって頂きたいものです。社会人生活が長いほど、学生に戻った気分で、すごく懐かしい気持ちになれますよ。

 

第2種電気工事士については下記ページでもまとめていますので、見てみてください。

 

認定電気工事士

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第2種電気工事士の免状を発行したら、すぐさま認定電気工事士の申し込みをおすすめします。認定電気工事士は試験なしで工事範囲を広げられる、取っておいて損なしの資格だからです。

 

工事範囲

工場やビルなど高圧(交流電圧:600V以上7000kV以下, 直流電圧:750V以上7000V以下)で受電する設備の低圧部分電気工事。

 

工場やビルなどの工事が出来るのは第1種電気工事士と同じですが、低圧部分のみ工事出来るのが認定電気工事士です。

高圧部分の工事をするには第1種電気工事士が必要ですが、認定電気工事士を持っていれば工場やビルの電気工事にも携われますので、職場によっては重宝されます。

 

講習日程

講習は年に1回(下期のみ)3月頃に行われます。

 

講習を受けるだけで合格の魅力的な資格です。

ただし講習は1日がかりになります。講習科目と時間は下記のとおりです。

  • 第1編 配線器具並びに電気工事用の材料及び工具 1時間30分
  • 第2編 電気工事の施工方法 1時間30分
  • 第3編 自家用電気工作物の検査方法 2時間
  • 第4編 自家用電気工作物の保安に関する法令 1時間

 

受講費用

  • インターネットによる申し込み:12,500円
  • 郵送での申し込み:12,500円

費用はどちらも同じですが、インターネットでの申し込みが簡単です。

 

受講資格

受講には、下記のいずれかが必要です。

  • 第2種電気工事士の免状保持
  • 電気主任技術者の免状保持

あくまで工事範囲を広げられる資格ですので、まずは第2種電気工事士を取得しましょう。

 

免状発行条件

免状発行条件はありません。これが認定電気工事士の最大の魅力です。

後で出てきますが、第1種電気工事士の免状発行には実務経験が必要です。

その為、第1種電気工事士免状発行までの「繋ぎ」として大いに活用できるのです。

 

受講の難易度と合格率

講習を受けるだけなので、試験もありません。

合格率100%です。

  • 試験時間 1日(9時〜17時)
  • 難易度  簡単
  • 合格点  テストなし
  • 合格率  100%

 

合格者からアドバイス

講習会場に1日缶詰になって、朝9時頃から夕方5時頃まで講習を受けます。

 

基本は最初に配られるテキストに沿って進みますが、自分の時は講師の話もかなり脱線し、実体験や失敗談なども聞きながら楽しく講義を終えることが出来ました。

 

テストも一切ないので、気楽に電気工事の話を楽しめる一日になります。講習に参加できるのならば、必要有無問わずとも受講することをおすすめします。

 

認定電気工事士については下記ページにまとめていますので見てみてください。

www.pagzo.com

 

第1種電気工事士

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電気工事士の資格を制覇したいという方は、続けて第1種電気工事士を受験して下さい。

第1種電気工事士が取得出来れば、電気工事士制覇と言えます。

 

試験の内容は第2種電気工事士の試験範囲も含まれているので、今後必要がなくても、第2種電気工事士を取得したタイミングで、合わせて取得することをおすすめします。

備えあれば憂いなし。将来自分がどうなっているかなんて分からないからね。

工事範囲

工場やビルなど高圧(交流電圧:600V以上7000kV以下, 直流電圧:750V以上7000V以下)で受電する設備の電気工事。

但し最大電力500kW未満に限ります。また、7000kVを超える特別高圧の電気工事は出来ません。

 

試験日程

年に1回(下期のみ)行われます。

第2種電気工事士同様、筆記試験と実技試験のどちらも合格する必要があります。

  • 下期:筆記試験10月頃、技能試験12月頃

 

受験費用

  • インターネットによる申し込み:10,900円
  • 郵便による申し込み:11,300円

第2種電気工事士と比べ1000円前後、費用はかかります。ただ第2種電気工事士試験で使用した工具はそのまま使えるので、全体でかかる費用は抑えられます。

 

受験資格

受験資格はありませんので、第2種電気工事士同様、誰でも受験可能です。

但し、試験に合格後免状を発行する際は、条件があります。

 

合格後の免状発行条件

下記年数の実技経験が必要です。

  • 大学、高等専門学校の電気工学過程卒業者:3年以上
  • その他の場合:5年以上

 

実務経験がない場合、免状は発行できませんが、後から実務経験を積めばすぐにでも免状が発行できますので、試験に合格しておいて損はないです。

 

筆記試験の難易度と合格率

  • 試験時間 140分 (途中退室可)
  • 難易度  難しい
  • 合格点  55〜60点
  • 合格率  43%前後

第2種電気工事士同様、過去問を1周すればバッチリ!?という訳にはいきません。

 

難易度も格段に上がっていますし、試験範囲も、問題のバリエーションも増えています。

 

第2種電気工事士の筆記試験と同じ心構えでいくと、まず受かりません。

 

どんな問題が出るのか?気になりますよね。

第1種電気工事士の筆記試験で実際に出た問題とその解答をまとめていますので見てみてください。合格に向けた勉強法もあります。

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実技試験の難易度と合格率

  • 試験時間 60分
  • 難易度  難しい
  • 合格点  55〜60点
  • 合格率  67%前後

 

第2種と比べて、実技試験の難易度もぐっと上がります。試験時間が45分から60分になっているので余裕そうに思えますが、作る量は2倍になっているので割に合っていません。

 

さらにスピードアップする必要があります。

 

第2種との違いは、高圧と三相部分の施工が増えたことです。第2種では機械的に配線図を書いて施工出来ましたが、第1種では100%機械的に配線図が書けません。

 

問題文と参照図を見て自分の頭で考えながら配線図を書かなければなりません。

 

また高圧のケーブルは太く加工に時間がかかるので、手際よく被覆剥ぎ取りや配線の作業を行えなければ、60分で作り終えるなど到底不可能です。

 

難しさが分かっていただけたかと思いますが、きちんと事前練習を行い技術力を身につければ心配ありません。

 

第1種電気工事士実技試験の候補問題は10個あります。下記にまとめていますので、見てみてください。

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合格者からアドバイス

第1種電気工事士は筆記、実技試験ともにかなり難しいです。

 

電気課卒の私でも、しっかり勉強しないと全く解けない問題ばかりです。

一度は心が折れかけて、こんな記事を書いています。

 

第2種との大きな違いは、高圧受電設備を始めとする、高圧を扱う機器や工具が出題されることです。

 

どれも馴染みのないものばかりのせいか、記憶にも残りにくく覚えるのに苦労します。

なので遅くとも試験の半年前には勉強を始めて、コツコツ知識を積み上げていきましょう。

 

特種電気工事士

特種電気工事士という資格がありますが、第1種電気工事士まで取得していれば大半の電気工事はカバー出来ます。

 

特種電気工事士が必要になるケースは稀なので、第1種電気工事士まで取得出来れば、大半の電気工事はカバー出来ます。

特種電気工事士については、参考として工事範囲のみ記載しておきます。

 

工事範囲

低圧 / 高圧に限らず、下記工事を行うことが出来ます。

  • ネオン設備工事
  • 非常用予備発電装置工事

ネオン設備工事とは、主に看板や広告に使用されるネオン灯を設置する工事です。

非常用予備発電装置とは、自然災害による停電時等に発電を行う装置の工事です。

 

まとめ

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国家資格である電気工事士の資格についてまとめました。電気工事士ってどんな資格なの?どれくらい種類があるの?といった疑問が解消されれば幸いです。

 

貼り付けた商品リンクは全て私自身も購入したものですが、改めて見てみると、結構買ってました。安いものではないので、貯金と相談にはなりますが、これからの長い人生を考えると、手に職を身に付ける価値は十分にあると実感しています。

 

もし興味があれば、電気工事士の資格に挑戦してみませんか?正直、かなり夢中になれます。

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