【認定電気工事士】テストなし⁉️一日講習を受けるだけで取得出来てしまうおいしい国家資格。
こんにちは、パグぞうです。先日、認定電気工事従事者認定講習会を受講して来ました。
「認定電気工事従事者認定講習会」
堅苦しい漢字が連なったよく分からない言葉ですが、それは一体どんなものなのでしょうか?
認定電気工事従事者認定講習会ってなに?
「認定電気工事士」という国家資格があります。これを持っていると、簡易的な自家用電気工作物の工事に従事できます。
そもそも「自家用電気工作物」がよくわかんない。
「自家用電気工作物」とは、電力会社などから600V以上の電圧で受電して、電気を使用する設備の事です。
ご家庭とかアパートはだいたい、100V程度の低圧で電気が供給されています。
しかしこれが大型商業施設やマンションとなると、600V以上の高い電圧で電気が供給されています。
なので大型商業施設やマンションが、この「自家用電気工作物」に該当するのです。
普通、自家用電気工作物の電気工事は「第1種電気工事士」の国家資格を持たなければ従事できません。
しかし簡易的なものであればこの「認定電気工事士」を取得すればやっていいですよ。という、いわゆる救済措置的な資格なのです。
そして何より凄いのが、この「認定電気工事士」の資格、高いお金を払って1日講習を受けるだけでもらえてしまうのです。
テストも一切ありません。
寝てても良いって事?
そういうこと。まぁでも一応寝ないでちゃんと聞こうね。
実際周りを見渡すと、眠気に負けている方がちらほらいました。講習時間、長いですからね。
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受験資格は?
1日講習を受けるだけで手に入るというなんともおいしい資格ですが、一応受験資格があります。
- 第2種電気工事士の資格保持者
- 第3種電気主任技術者の資格保持者
上記のどちらかを満たしていなければ、受講は出来ません。
講習の内容は?
講習は朝9時半から夕方5時まで、全国各地の会場で行われます。
会場に着くと、講習で使用するテキストが配布されます。
丸1日、こちらのテキストを使って勉強していきます。
テキストの内容ですが、第1編から第4編まであります。
第1編は配線器具並びに電気工事用の材料及び工具について。
コンセントやスイッチなど基本的な器具や、工事で使う器具、ケーブルなどの材料とその種類についてを勉強します。
第2編は電気図面の見方と低圧工事の施工方法、接地工事の種類について勉強します。
ここまでで午前中が終了。第3編と第4編が午後になります。第1編、第2編は完全に第2種電気工事士の内容です。
ちなみにお昼休憩は1時間で、各自好きな場所で昼食をとります。
第3編は、法令と高圧ケーブルの種類や施工方法と、検査、点検方法について勉強します。
ここでやっと、第1種電気工事士の内容が入ってくるといった感じです。
第4編は、自家用電気工作物の法令について勉強します。
これで講習は全て終了となります。
再来月受験する第1種電気工事士の筆記試験の対策になることを期待していましたが、内容的に、そっちはそっちで別に勉強する必要がありそうだと感じました。
免状は?
実際に交付された免状がこちら。
講習当日には交付されず、申請書類を郵送して後日発行してもらうという流れです。
郵送からおよそ2週間程度で発行されます。
白い紙をラミネートしたシンプルな作りです。
まとめ
- 「認定電気工事士」は第1種電気工事士と第2種電気工事士の中間の資格‼️
- 一日講習を受けるだけで取得出来る‼️
- 簡易的な自家用電気工作物の工事が可能‼️
- 講習から免状取得までおよそ2週間‼️
- 第1種の筆記試験対策としては不十分
最後まで読んで頂きありがとうございます。