【第1種電気工事士 実技課題No.8】三相変圧器と三相電動機の電磁開閉器による運転制御回路の解説
第1種電気工事士の公表問題No.8を製作しました。
電磁開閉器と押しボタンスイッチの回路です。電磁開閉器の部分は端子台を代用します。
端子台の接続は少し複雑そうに見えるので難しく感じてしまいますが、接続は全て問題文に書いていますので、その記載に従って繋ぐだけです。
書いてある通り繋ぐだけだから、とっても簡単だね
配線図に書き換えるとこんな感じです。
実際に施行するとこうなります。
とはいえ端子台の結線には少し時間がかかります。繋ぐ配線も多いからです。
ランプレセプタクルや省略配線の施工は1分で終わらせましょう。何度も何度も施工してますので、テキパキやれば1分で施工できます。但し、ランプレセプタクルの極性は絶対に間違わないように。
「W」に白の電線を繋ぐんだよね。覚えちゃった。
それでは課題No.8製作のポイントです。
ポイント
- 変圧器部分は慣れたものですが、ここに使用するのは丸型ケーブルです。電工ナイフでの被覆剥ぎ取りをスムーズに出来るようにしておきましょう。ここで時間ロスするとかなり痛いです。
- 押しボタンスイッチへの結線です。結線方法は至って簡単。ネジを緩めて、芯線を差し込み、ネジを締めるだけです。ただここで注意したいのは繋ぐ場所です。白の電線は真ん中の端子に繋ぎますが、ON側に黒の電線、OFF側に赤の電線を繋ぐ必要があります。スイッチの現物を見ながら接続するのが良いでしょう。繋ぐ電線の色とボタンの色が一緒なので分かりやすいです。
- 電磁開閉器代用の端子台部分です。配線がごちゃごちゃに見えますね。回路図に従って1つ1つ間違いなく繋いでいきましょう。渡り線は黄色の電線を使います。
- アウトレットボックス内の配線です。電線2本の圧着が6箇所ですが、電線の太さが違うので圧着マークに注意しましょう。
実技課題No.8 製作動画
まとめ
No.8は押しボタンスイッチと電磁開閉器の結線がポイントですが、作ってみるとそんなに難しくありませんでした。
見た目の難しさに捉われず、ひとつひとつ確実に作り上げていくことが大切です。