【第1種電気工事士 実技課題No.7】三相高圧の変圧とCTおよび過電流継電器施設回路の解説
第1種電気工事士の公表問題No.7を製作しました。
変流器と過電流継電器を用いた回路です。代用で端子台を接続します。
接続する相については問題文に施行条件として明記されていますので、間違えないように配線します。回路を間違えてしまうと一発不合格になります。
変圧器の部分はこれまでの課題と同様ですので、慣れた作業です。
これだけ作ってきたからさすがになれたよ
ガラクタ作りすぎ!捨て!
配線図に書き換えるとこんな感じです。
実際に施行するとこうなります。
変流器部分の施工さえ間違えなければ、比較的簡単な課題です。一点、CVVケーブルを使用するところが本課題の特徴です。CVVケーブルは丸型ケーブルですので、電工ナイフを使用して被覆を剥きます。芯線は単線ではなくより線になっていますので、被覆を剥く際により線まで刃が達してしまわないよう気を付けましょう。
切れ目を入れたら、手やペンチを使って被覆を剥こう
それでは課題No.7製作のポイントです。
ポイント
- 変圧器と変流器部分の施工です。高圧ケーブルの加工が一際多くなりますが、慣れてしまうとサクサク作れるようになります。高圧ケーブルは全て一挙に加工し終わってから、端子台にねじ止めしましょう。制限時間がありますので、作業効率を考えた施工が重要です。
- CVVケーブルと端子台の接続部分です。より線は単線に比べて曲げやすいので、被覆向き長さを長めに取っておくことで、配線が簡単に行えます。ケーブル内には緩衝材が入っていますので、忘れずにペンチでカットしましょう。
- アウトレットボックス内の配線です。より線の為、単線の半分以下の力で圧着できます。単線でもより線でもやり方は変わりませんので、落ち着いて施工しましょう。余分な先端カットを忘れずに。
実技課題No.7 製作動画
まとめ
No.7は比較的簡単な課題でした。配線図さえ間違えずに書ければ、40分足らずで施工できます。配線図を間違えてしまうと、誤配線に気付けない他、やり直しもきかないことが多いです。配線図を書いたあとは必ず配線ミスがないかを落ち着いて確認しましょう。