【第1種電気工事士 実技課題No.3】単相変圧器のV-V結線と電灯•コンセント回路の解説
第1種電気工事士の公表問題No.3を製作しました。
単相変圧器2台を用いたV-V結線と角形シーリング、設置極付きコンセントを用いた課題です。
配線図に書き換えるとこんな感じです。
実際に施行するとこうなります。
変圧器は端子台で代用しますので、端子台2台を用いてV-V結線を行います。繋ぎ方は問題文に図がありますので、それに従って繋ぎます。課題では自動点滅器の部分は端子台を使います。
端子台に繋ぐケーブルの本数が多く、とても苦戦しました。端子台周辺だけでも20分の時間を費やしました。試験時間は60分ですが、その60分には、配線図を書く時間や施工後のチェックの時間も含まれます。
その為、実際は課題の施工にかけられる時間は40分弱でしょう。
やばいじゃん。時間切れで不合格なっちゃえ〜
応援してよ!
時間内に完成させるためにも、繰り返し練習する必要があります。不器用なパグぞうは、その辺の犬の2倍は努力しないといけません。
休憩しないの!はやく次作って!
それでは課題No.3制作のポイントです。
ポイント
- 最も時間がかかる端子台の結線です。高圧ケーブルの被覆をいかにスムーズに剥けるかがカギです。1本30秒を目指しましょう!太さの違う電線をネジ締めする場合は電線が外れやすくなりますので、必ずマイナスドライバーで増し締めしましょう。
- 電線が多いので、アウトレットボックス内の圧着も時間がかかります。リングスリーブのサイズと締め付けマークに注意しましょう。また課題No.3では4芯のフラットケーブルを使用します。電気工事士試験用のストリッパーでも4芯は適合しないので、電工ナイフを使って被覆を剥きます。電線に傷をつけないよう慎重に行いましょう。
- コンセントは白色電線の繋ぐ位置が指定されています。間違えたら一発不合格ですので、よく確認してから接続しましょう。Wがホワイトです。渡り線を忘れがちなので忘れずにつけましょう。
- 角形コンセントへの接続は分かってしまえばとっても簡単です。実は側面に被覆向き長さを表す印字があります。これに従って被覆を向いたら、あとは極性に注意しながらぶっさすだけ。ここは施工時間1分を目指しましょう。
実技課題No.3 製作動画