マスクに新型コロナウイルス感染の予防効果はない!でも絶対に付けたほうが良い理由。
マスクの新型コロナウイルスへの予防効果について誤った認識や様々な憶測が飛び交っています。
きちんと調べましたので、正確な情報を皆さんにお伝えします。
マスクに新型コロナウイルスの予防効果はあるの?という疑問ですが、
結論、マスクには新型コロナウイルスの予防効果はありません。
なぜならば、新型コロナウイルスの粒子は極めて小さく、マスクを通り抜けてしまうからです。
一方で予防効果はありませんが、絶対マスクは付けたほうが良いです。
その理由について説明していきます。
マスクでは新型コロナウイルスを除去出来ない
新型コロナウイルスの大きさは、直径0.05~0.2μm程です。
マスクは直径5.0μm以上の粒子は除去出来ますが、新型コロナウイルスの粒子はこれよりも断然小さいため、マスクに無数に空いている小さな穴を通り抜けてしまいます。
その穴は、ウイルスの約50倍の大きさです。これでウイルスを除去できるという方がおかしいのです。
以上より、マスクには新型コロナウイルスの予防効果はありません。
ですが、絶対にマスクは付けたほうが良いです。
絶対マスクを付けた方が良い理由
これまでお伝えしたのはあくまで「新型コロナウイルス感染の予防効果はない」という事で、「=マスクを付けても意味がない」ということではありません。
マスクを付けることで、新型コロナウイルスに限らずウイルス感染のリスクを減らすことが出来るのです。
手で鼻や口を触らなくなり接触感染を防げる
マスクではウイルスを直接吸い込む事で感染してしまう「飛沫感染」は防げませんが、ウイルスが付着した手で鼻や口を触ることで感染する接触感染は防ぐことが出来ます。
不必要にマスクを触ったり、マスクをしているからといってアルコール消毒を怠るのはやめましょう。
喉の保湿によりウイルス感染を防ぐ
風邪が流行ってくると皆さんうがいをして喉を湿らせることで予防しますよね?
新型コロナウイルスも同じで、気道が乾燥していると感染症にかかりやすくなり、気道が湿っていると感染リスクを減らすことが出来ます。
マスクを付けていれば自分の息で喉を保湿できますので、ウイルス感染を防ぐことが出来るのです。
自分がもし感染していた場合、ウイルスを飛散するリスクが軽減される
新型コロナウイルスの主な感染経路は飛沫感染ですが、マスクがある場合とない場合ではくしゃみをした時のウイルス飛散のリスクが明らかに違います。
新型コロナウイルス飛沫感染からわかる予防。
— Mi2 (@mi2_yes) 2020年4月3日
マスクの効果、マスクなしとマスクなしの比較。症状がある人がつけるとリスク軽減、吸い込みを防ぐ効果は一般的なマスクでは効果は期待できない。 pic.twitter.com/tClBAPiUaz
これを見ていただくと、マスクの着用がいかに重要かがお分かり頂けるかと思います。
まとめ
マスクに新型コロナウイルス感染の予防効果はありません。
しかし「マスクは絶対つけた方が良い」と私が述べた理由は、マスクは新型コロナウイルスに限らず、全ての感染症にかかるリスク低減の効果があると言えるからです。
マスクに限ったことではありませんが、大切なのは一人ひとりが正しい知識を身につけ、きちんとその意味と役割を理解した上で、最善の対策を行っていくことです。
今働いている人も、働けない人も、皆苦しい思いをしています。新型コロナウイルスは全ての業界に様々な影響をもたらし、この先どうなるのか?人々の不安ばかりが募っていきます。
「コロナウイルス感染拡大を一刻も早く収束させたい。」その思いは皆同じはずです。
今出来ることを一人一人が考え行動に移し、一日でも早く新型コロナウイルスに打ち勝ちましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます。